バースストーリー④ 出産
Photo by Luma Pimentel
<バースストーリー③ 妊娠〜セルフケア>より続き
予定日3月7日を6日過ぎて、13日に産まれました。自宅での出産でした。
(生理の周期が30日から33日くらいなので、3月9日から12日辺りを予定日とした方が合ってますが)
10日頃から、弱い陣痛始まり、少しずつ強まって10分おきになったりもしらものの、そのまま3日間もこの状態が続きました。
破水はなく、おしるしが少しずつ増えていきました。
強くならないなあと、じれったい気持ちはありましたが、破水したわけではなかったので、待つしかないと、ひたすら映画などで気を紛らせて過ごしました。
助産師のやよいさんと電話で話しながら、来てもらうタイミングを相談していました。
ゆっくりと待ってくれて、ありがたかったです。
一般的には、陣痛促進剤を打たれてしまう流れだと思います。
13日の午前2時頃、やっと陣痛が強くなってきたので、やよいさんに来てもらうように連絡。
ここからは、記憶があいまいなので(笑)、時間軸に沿って話ができないのですが、ひたすら痛みに向き合っていました。
家の中を歩いたり、呼吸で逃したり。
陣痛の間には、猫と戯れたり。
最初は、パートナーにもたれたり、さすってもらいましたが、途中からは、自分の内側に集中したくて、触らないでもらいました。
3日間の微弱陣痛の後で、疲れていたので、ぐったりでした。
「なんだよ、**エンドルフィン出ないじゃん」とか、「痛みが定期的にやってきて、逃げ場がない感じというのは、これはパニックの状態だなあ」とか、冷静に考えている自分もいました。
**痛みを和らげるホルモン
夕方頃から、さらに痛みも増し、大分下がって来たなあという、、、確か。
途中、うおー!という雄叫びみたいになっていた時もあったはず。
声を出すのはストレス発散なのでしょうね。
また出産できたら良いなあ。
子宮口が、いつ、どれ位開いていたか、記憶も記録もなく。。。
何回かは、痛いから調べないで良いですって拒否した気もします(笑
夜の7時過ぎに産まれたのですが、おそらくいきんでいたのは、30分間くらいかな。
いきみ始めてからは、痛いのは無くなっていて、赤ちゃんとピッタリの呼吸で、うーん、うーんと押して、つるんと出てきました。
この感じは今でも忘れられなくて、気持ち良かったなぁ。
肛門を押さえてもらっていて、痔になることもなく、四つん這いで産んだので、会陰が裂けることもなかったです。
産後、トイレに行って痛いことはありませんでした。
ありがたや〜。
出てきたベイビーは、一番最初にパパが取り上げました。手伝ってもらいながら。
全然、泣かない。静かーに、出てきましたよ。
そして、すぐに胸の上へ。
私は感動して泣くかと思っていたけど、なんだかさっぱりした気分で、「お〜!出てきたか〜!」みたいな、戦友に挨拶するような感じ。
隣を見ると、パパは泣いている(笑)
良かった、良かった。これで絆が深まった。
そして、薄暗い部屋の中で、初乳をあげたりして、まったりと過ごしました。
この時間が、本当にスイートで、思い出すとうっとりします。
幸せ。
へその緒は、どれくらい繋げてあったかな。1時間以上はあったと思います。
急いで切らないでほしいと伝えてあったので。
しっかりと、胎盤からの血液が赤ちゃんに行くのを待ったほうがいいですね。
切った時、なーんの反応もなかったです。
早く切ると、泣いちゃいますが。
ゆっくりした後に、体重を測ったりしました。
胎盤どうする〜?食べる〜?なんて言いながら、あったかい空気の中で過ごしたのを覚えています。(結局食べませんでした)
本当に、濃密な、異次元の時空間でした。
一生忘れられない思い出となりました。
読んでくださって、ありがとうございます。
合掌
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