愛のダンスを踊っているような恍惚〜バースストーリー②

Photo by Ahmed Saffu

2017年12月に3人目を出産されたあきほさんの、ホヤホヤのバースストーリです。気持ち良さそうで、うっとりしてしまいます。お一人目を病院、二人目、三人目を助産師さんのサポートと共に自宅出産されています。

自分と繋がること、リラックスできる環境にあることがどれだけ大切か、改めて実感しました。私も「愛のダンス」を経験したいです。あきほさん、シェアをありがとうございます!


あきほさんの言葉は、彼女の感性がそのまま残っているので、編集せずにシェアさせていただきます。


Q. 妊娠時に何か特別な取り組みはされたのか伺いました。例えば、ヒプノバースとか。

「ヒプノバースなどはしていません。

準備や心がけとしては、自己流ですが、瞑想、曼荼羅を描く事、適度な運動(二人目の妊娠中は、安定期から ほぼ毎日3、4時間ウォーキングで頑張りすぎました(笑))

基本まず、『自分自身と しっかり繋がる事』を重点的において、その上で赤ちゃんと繋り、家族(主人、長女、犬2匹)と繋がる事を 日々とにかく丁寧にしていました。

私自身の、腸内環境、膣内環境を整える事も 二人目以降 しました。

妊娠中、お風呂の時など 会陰にレイキを当てたり身体との対話をしたり。

助産師との信頼関係は、築き上げられているけれど更なる深い関係性を。

でも、依存しない距離感。

なので、準備や心がけは、自分自身を整える事と、妊娠中、お産、産後に携わる人達との関係性の循環に尽きますね☆*゚」


Q. 病院での出産と、自宅出産を両方経験されてみて、どのような違いがありましたか?

「病院と自宅の違いは、長女を11年前に 病院にて出産しましたが、

当時 私が若くて無知だったのもあり、右も左も何も よくわからないままのお産となりました。

母体や、お産の時の赤ちゃんの状態や 仕組み等 よく理解していなかったため 結果、赤ちゃんを苦しませてしまい、難産となりバーストラウマにもなりました。

病院でのお産は、分娩台での産み方からして 赤ちゃんが産まれてくるのに 理にかなった姿勢でない事 (重力に逆らって 産み上げる形)

陣痛中は、お腹に2つベルト着ける(陣痛の波と赤ちゃんの心拍の)、ルート確保(絶対必要でない薬の投与)、身動きが取りにくい事、

会陰切開、眩しいライト、産まれたらすぐ 臍の緒カット、ゴシゴシ身体を拭かれる、母子を引き離されるなどありますが、

自宅では、『日常の中』で緊張感なく リラックス&安心して産める環境が ある事。

自由に動き回れる、過度な薬の投与もなし(念の為とかの)、会陰切開もなし。

ちなみに、自宅出産2回とも

平均より頭の大きい赤ちゃんで、体重も大きかったのですが会陰に傷1つなく産まれました。

私は 愛犬家なので、大好きな我が家のわんちゃん2匹が 手の届く所に居てくれる事♡

お産中、上の子達が いつものように ご飯を食べていたり

「静かにしなければならない」などなく 自由で居られて

赤ちゃんが産まれる時は 1番の、特等席で見られる事、(一番の性教育)。

何より、自宅出産では、妊娠中から 1人の助産師に 寄り添ってもらうので

本当に自分が、この人に専門的分野お願いしたいと選択できて

お産の時も ずっと離れず手厚くサポートして頂ける、

そして産後も ずっと関わり合って行ける事が

自分の育児に対して 拠り所であり

情報過多な現代に ブレずに生きていける術の1つにもなります。

赤ちゃんの産まれようとする本来の力と、お母さんの産もうとする本来の力を発揮できました。

赤ちゃんも、自宅出産だと、本来の力を発揮できて 穏やかな日常に包まれて産まれるので

情緒が とても安定しています。

感性が生かされる。

なので、育てる中で いつも自然体でいられます。」


Q. 陣痛とはどのように向き合いましたか?

「陣痛中は、長女(病院)の時は、何もわからず ひたすら痛みの度に 身体に力が入ってしまいました。それでも、お腹の中で私の肋骨を蹴って 産まれようとしている姿に とにかく必死に 産もうとしていたのを覚えています。

長男(自宅)の時は、陣痛の波が来ると、私の感覚では、赤ちゃん(長男)が 私の前を 先に行き、私が後からついて行くような感じで 前半は 陣痛の波に 思うように浮かべなかったです。

とにかく呼吸に集中したくて、最低限の会話や返事だけで、無駄に喋ったり叫んだりもせず

ひたすら呼吸に集中でした。

どこからか、途中から、陣痛の波が来ると 赤ちゃんと私が 同じリズムになって動けている感覚になり、この頃から、最も愛しい人と 愛のダンスを踊っているような恍惚で至福の感覚に 変わりました。

痛みは痛みとして 確かにあるけれど、今まで感じていた痛みと捉え方が変わり、後半の陣痛の痛みは 辛いきつい苦しい痛みではなく、子宮の収縮による動きの強さという感じで 嫌でなかったです。

そして、赤ちゃんが 産道を通る!という時、『生きるってこういう事だよ、覚悟はいい?』と赤ちゃんからメッセージが届いて、

身震いするような緊張と 最終段階だ!もうすぐ産まれる!と より覚悟しました。

何か出た。という曖昧な感覚でなく、赤ちゃんが出てくる事を しっかり感じました。

次男(自宅)の時は、前駆陣痛の時に 波が来て お腹が張りだすと、なぜか痛みはなく、オーガズムの時の感覚がありました。

私の中の体験と知識では、陣痛=基本的に 痛い苦しい という事が あったので この快感は なんだ??と、なり、巷で聞いた 気持ちいいお産とはこの事なのかな?と 好奇心に駆られました^^*

前駆陣痛が来た時、お腹を撫でると より気持ちよかったです。

そして いざ、破水して 本格的に陣痛が来てからは、今回も 呼吸を丁寧にして、あとは 日頃の瞑想が かなり役立ちました!

しっかりグラウンディングできて、取り乱す事もなく、その都度 自分の状態を感じられ、どう動けば心地いいか、とても冷静に判断できて、陣痛の波に 浮かぶのも 今回は早かったです。

そして今回も、赤ちゃんが産道を通る!という時には、赤ちゃんから 『いきむのは 今だよ!このタイミングだよ!』と教えてくれたおかげもあって、今回のお産は とにかく助産師にいきみ方が 上手だったと言われました。

三人目が、1番大きかったので、産み出すこちらとしては 確かに ちょっと大変でしたが、それでも 無事、自然に産まれた事に 感謝と 自信に繋がりました。

陣痛中は、私の場合、腰を摩ってもらうより、手を当ててもらうくらいが心地よく、立ち上がって 身体を ゆらゆらと ゆっくり深呼吸しながら動かしているのが 楽でした。

陣痛中の、瞑想も とても気持ちよかったです。

主人、子供達、わんちゃんに触れて エネルギーを送ってもらうのも 大きかったです。」


Q. パートナーの介助はありましたか?

「パートナーの介助としては、長女は、病院でよくある立会い出産で、私の頭辺りに主人が立って 手を握り声をかけ…って感じの よくある形でした。

自宅では、私も主人も、四つん這いから 膝を付いて身体を起こした姿勢で お産をしました。

私は 主人に抱きつき もたれ掛かって、主人は、私を 抱きしめて身体を撫でて…という感じで、病院の立会い出産での、ただ手を握る、声をかけるなどと違って、しっかり抱きしめてもらって 愛する人の腕の中、産む事はとても安心できました。

私としては、お産と セックスって、ある意味同じと捉えていて、オーガズムを感じたくて お産するわけではないけれど、オーガズムを感じる状態になれるまで 心身が緩んでいる事こそ、赤ちゃんにとっても 本来の力を発揮できる 母体としてのサポートだと思いました。

病院独得のにおいの中、眩しいライト、入れ替わる助産師、どの医師に当たるかわからない、身体は固定され 好きな体勢でない、そんな状態でリラックスするという難易度の高さ!

自宅出産だから、あの恍惚感と至福、総合的に 溢れる愛しさ(オキシトシン)は できたのかなと。

病院で助かる命もあるので、すべて否定はしませんが、医療者が介入しやすい在り方が、母子共にとっては 不自然だなぁと。

妊娠中も、お産も 何があるかはわかりません。自分が思い描いていたようにならない事もあります。けれど、それらを抱きしめて、無理な こじつけでなく、自然体で 自分が 納得し、達成感を持ち、身体も緩み、このお産は最高!って 肯定できるとその後の育児も深く違いが出てくると、実体験として 感じます。

もし、お産を肯定できなくても、それは それでよし♡

自分のペースで、振り返りができて そこに寄り添ってくれる存在があれば

健やかに日々は過ごせると思います^^*」



***************************************

このプロジェクトを応援してくださる方には、クラウドファンディングという形でご協力いただいています。上映会へのご参加あるいはDVD、また各映画エンドロールへのお名前記載のお返しを準備しています。

以下からお選び頂き、それぞれの項目をクリックするとお支払いに進めますので、ご協力よろしくお願いします!

**************************************

現在もリバーシングのセッションを受け付けています。バーストラウマの解消、潜在意識にある古いパターンの解消、純粋な自分とのつながりなどのお役に立てればと思います。

↓以下↓ の詳細をご参考に、ご連絡をください。

**************************************

また、妊娠〜出産時の総合的なカウンセリングも行っています。バーストラウマの解消、男女のリレーションシップ、家族との関係面での心理的サポート。また、食を中心にどのように健康的な状態を作るかなど。ご相談ください。

↓以下よりお問い合わせください。↓

オーガズム出産の秘密 ラウレア・バース

Laule'a Birth 〜 The secret of Orgasmic Birth

0コメント

  • 1000 / 1000